
フリーランスウェブデザイナーの始まり
会社経営をしている友人に来年新事業を始めるからそのホームページの制作をお願いしたい、と依頼されたのは昨年秋頃。今年に入ってからそのホームページ制作を始めたことをきっかけにしてフリーランスウェブデザイナーとして活動を始めることになりました。
とは言っても、その時1歳の娘の子育て真っ最中でほぼ専業主婦(仕事はたまにホームページの修正などの更新の作業をする程度)だったのでちゃんと最後までやれるのかとても不安でした。
それまでの経歴
Aboutページにも載せていますが、私は美容室、会計事務所で働いたのち、出産直前まで4年間IT系の会社に勤めました。
そこでは最初はITサポートスタッフとして1年間限定で、商工会が独自に展開しているSHIFTというホームページシステムを使って福井県の商工会会員様のホームページの作成をするという仕事をしていました。
今まで美容師をしていた時はパソコンは予約管理の画面を見るだけ、会計事務所時代に会計ソフトやワードやエクセルを少し触れるようにはなったものの、28歳で初めてホームページを作る、ということに挑戦するのはとても勇気の要ることでした。
ホームページを作る楽しさを知る
IT系会社に入社した1年目。その会社の社長さんがとても優しい方で、パソコン初心者だった私にふくい産業支援センターでやっているワードやエクセル、フォトショップ・イラストレーターなどのソフト、デジカメ撮影のテクニック、ドロップボックスなどのクラウドサービスの使い方などのIT講座を受講させてくださいました。社内でもホームページの仕組みやITに関する知識もたくさん教えていただき、ITの世界の知識が増えていきました。
仕事はホームページを作ると言っても、商工会独自のSHIFTというシステムが最初からテンプレートが数パターンで決まっており、文章と画像を挿入するだけで簡単に作れてしまうというものだったので、HTMLの知識が全くなくても大丈夫でした。その代わり、ヒアリングでいかに会員さんの企業の商品の一押しポイントを引き出せるかということが重要でした。その経験はその後ホームページ制作をする際のクライアントさんとの打ち合わせでの聞き取りにとても役に立ちました。
1年間限定の仕事だったのですが、社長に引き続き働いて欲しいと言っていただいたおかげで、その後3年間働かせていただきました。IT系の会社といってもホームページ制作は少しやっている程度でウェブ制作会社ではなかったので、2年目以降は最初はそこの会社の元々の業務中心(主に企業への会計ソフト等の導入サポートや県の電子入札のやりとりなど)でやらせていただいていました。
そこから徐々にクライアントさんの既存のホームページの更新作業や外注で外部のウェブデザイナーさんにデザインしていただき、その後大枠のHTMLファイルやCSSファイルで構築していただいたファイルを私が中身の文章や画像を挿入してホームページを完成させるという作業をしていきました。
いくら1年目の時にIT講座でHTMLの知識が少し身についたと言っても、まだまだ一から自分でホームページを作るということができなかったので、他の人が作ったHTMLファイルを眺めながらわからないことは本やインターネットで自分で調べて勉強させてもらいました。
元々クリエイティブなことが好きだったのもあり、ホームページをいかにセンス良く作れるか模索したりウェブの知識が増えていくことでホームページ制作って楽しい!と感じるようになっていました。
初めて一から自分だけでホームページを制作
入社して3年目。美容室で働いていた時の同僚であり親友でもある友人が独立することが決まり、その美容室のホームページ制作を依頼されて初めて自分一人で一から作るということになりました。しかもブログをワードプレスというブログソフトで別に組み込むという当時の私には高度な技術を要する作業でした。
基本的にその友人は自分の仕事で忙しかったのか、全面的に私を信頼していたからかはわかりませんが、ホームページのデザインの段階から私に全てお任せという感じだったので、こちらもかなり自由に作っていけたのでスムーズに進んで行きました。
ホームページにも毎年トレンドのようなエフェクトがあったりするので、それを取り入れて、でも凝りすぎてどれがボタンなの?ということにならないようにわかりやすさということも意識して制作していきました。
ワードプレスに関してはインターネットにかなり情報が掲載されているので、本と併せて全部自分で調べてなんとか無事作り上げることができました。
納品した後は友人にも満足してもらえたし『(美容室の)お客さんから好評だよ』と言ってもらえました。それが本当に自信に繋がったし、何より楽しく制作できたということで自分がやっていきたいのはやっぱりコレだ!と感じられました。
4年間働いた会社を退職し、出産
私は入社3年目の2013年7月に結婚をし、2015年5月に出産をしました。
産休を取ることも可能だったし、会社からは残ってもらいたいと言っていただいていたのですが、色々考えてしばらくは家庭に入って専業主婦になることを決めました。
出産してから1年半くらいは子育てに奮闘しながら、以前作った美容室のホームページの更新や、たまーに友人のヘアセットをさせてもらったりしながら生活していました。その間小さい子供がいながら姉がいる東京に遊びに行ったり、海外旅行にも行ったりしていてとっても充実した日々を送っていました。
しかし主人だけの給料ではお金が無くなるなくなる。。。
元々料理は全然得意ではなかったので、子育てに忙しいと言い訳してあまりまともに作っていなかったので食費もかさみ、どんどん貯金を切り崩してやりくりする日々に。
それでも主人の大きい休みにはどこか旅行に行ったりするのが習慣になっていたので貯金の減りが加速していて、やっぱり自分も働かなければ!と考えていました。
ぼやーっと将来のことを考えると、どこかの会社に属すのは自分の性格的に合わないと思うし自分の力で何かをやりたいという気持ちがあったので、パソコン一つでカフェやどこででも仕事できるフリーランスウェブデザイナーって憧れるなーと考え始めていました。
お金の為に好きでもない仕事はしたくないし、その頃色々読んでいた本に『好きなことをしてキラキラしていれば、お金は自ずと付いてくる』というような考えを言っている人がいたので、それを信じてみようと思い出していました。
仕事の依頼が入る
ラッキーなことにちょうどその頃に冒頭に載せている友人からのホームページ制作の依頼が入ってきました。
本当にぼやーっと考えていた憧れの仕事がフッと舞い込んできて、いつのまにか夢が叶っていた、という感じでした。その友人というのが、IT系の会社時代に初めて一から手がけたホームページを依頼してくれた友人だったので、同じく打ち合わせやページを作っていく上でのイメージのすり合わせなどのやりとりがとてもスムーズにいきました。
その仕事は初めてのショッピングサイト制作だったので、色んなことが初めての連続でかなりのチャレンジでしたが、たくさんのことを学べたので依頼を受けて本当によかったと思います。
ホームページの制作は娘を託児所に預けて家でやったり、主人の実家に娘を預けて主人の実家の近くのカフェで作業をしていたので、いつのまにか思い描いていた通りの憧れのウェブデザイナーの姿になってる!という感じでした。
フリーランスウェブデザイナーになるきっかけをくれた友人には本当に感謝しています!
ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
これから色々とどうなるかはわかりませんが、子育てをしながらフリーランスウェブデザイナーとして頑張っていきたいと思っているのでどうぞよろしくお願いします。
ブログは不定期でアップしていきたい&今回が初回なので堅苦しい文章になってしまいましたが、どんどん自分らしい文章に砕けていけたらと思います。